Sakamoto Mari blog

型染したり広告作ったり、いろいろしてます。最近は絵日記が多い。http://hikikoma.wix.com/sakamoto-mari

適当でも割と布は染まる話

hikikoma.hatenablog.com

前回(↑)糊・染料もろもろが余ったので30×30のパネルでも作ろうかと思い立った後の話です。

型は前回のものは大きすぎて使えないので適当な部分を写し取って型をまた彫りました。
※なんの参考にもならない内容です。むしろ悪い見本としてご覧ください。※

染めるのに今回使ったものはこちら↓
・木(その辺にあったちょうどよい長さ)
・釘(その辺にあったちょうどよい長さ)
・布(前回染めた布と同じ。昔に買った布なので名前は不明)
・型(ちょうどいいサイズがなかったので2枚をマスキングテープで貼りつけてます)
・押しピン(学校の掲示板によく使ってあるやつ)
・余った糊
・余った地入れ液
・余った染料(2種類)
・フィキサーテン
・水(適量)

今回の工程としては
ちょうどいい木枠を作る↓
布を木枠にいいかんじに張る↓
糊置きして糊が乾くまで放置↓
地入れを両面して乾くまで放置↓
染料で染めて乾くまで放置↓
フィキサーテンに浸して40分ほど放置↓
水で糊を取って、いい感じになるまで水にさらす↓
濡れた状態で木枠に張り直して乾くまで放置↓
染料で染めて乾くまで放置↓
フィキサーテンに浸して40分ほど放置↓
水で洗って、いい感じになるまで水にさらす↓
濡れた状態で木枠に張り直して乾くまで放置↓
木枠から取って完成

こう見ると、かなり放置する時間が多いですね。

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木枠に張った布に型を置いているところです。布はいい感じに張っておきます。あんまりガンガンに引っ張ってしまうと染めあがりの形が崩れます。言い方難しい。
ちなみに染めたいサイズよりも少し余裕を持って木枠は作ると染めやすいです。今回、2枚同時に染めましたが右側の木枠は木のサイズがなくて小さくなってしまいました。ものすごく糊置きしにくかったです(悪い例)
このせいで型も小さくせざるを得ませんでした。型のあまり部分はもう少し余裕があった方が糊置きしやすいです(悪い例)

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上の写真に写っている左側のパネルはこのくらいのサイズでした。とても糊置きしやすいサイズではあるのですが、余っている布部分が死ぬほどもったいないですね。作品に応じたちょうどいい木枠を作るのは難しいです。

この写真では既に糊置きが終わっています。がっつり失敗したのでこの辺くらいからものすごくやる気を失いました。
それというのも、30×30のパネルを作ろうとして型を彫っている間に糊にカビが生えました。カビは取り除いたのですが糊にかたまりができていたりなんやらかんやらがあって、下の布と型との間から糊が入りました。いくら防腐剤が入っているとはいえ、水を足しているのでカビが生えるようです。
しかし、失敗しても途中リタイアが許されないのが工芸。

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型を外して、糊置きした状態を写真に撮ることさえ忘れていた程ショックだったようです。地入れまで終了しています。
地入れとは水にアルギン酸を溶かしたものです。きれいに布を染めるための下処理です(たぶん)

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色々飛んで、1回目の染めは既に終わっています。この時点でめちゃくちゃ失敗しているので、頑張って失敗をごまかしているところです。青っぽい染料を入れているところは黄色く汚れてしまった白場です。染料にカビは生えていませんでしたが時間が経っているのでそれも関係してるかもしれないです。梅雨ってこわい。湿気おそろしい。

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できました。

!?

30×30のパネルに一度してみたのですがあまりにも汚いのが目立ってしょうがなかったので

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お弁当包みになりました。意外とおしゃれ。
ちなみに端は祭り縫いです。手作業!お陰で今肩こりひどいです。
失敗はしましたが、日常生活に取り入れるのが工芸。
洗濯機で洗って使って、どうなっていくのか実験も兼ねて包みにしました。
型は何回でも使えるので、また染めてパネルにしようかと思います。

まあ染めは汚いし、微妙ではありますが適当でも布は染められます。

でも今後カビの生えた糊は使わない。