作品づくり2
先日私の創作している部屋で行われた、大パズル大会の様子です。
全32ピース。ちなみに紙の大きさはA3となっております。
京展へ向けちゃくちゃくと準備が進められていると見せかけて、4~5日前まで床に転がって「もう何も出てこない…どうしよう…もうだめかもしれない…」と呟いていました。前に描いていたハニワから途中で何も進めなくなってしまって落ち込みまくってました。
自問自答した結果、とりあえず今までやっていた下絵を一度白紙にして一から考え直すことにしました(私にはよくあることです)結局、ハニワというモチーフは変わらなかったのですが。
おかげで一か月ほどあった期間が約半月ほどに減ってしまいました。しかし、納得いかないものを無理やりねじ伏せて進めてたら途中で死ぬほどの苦行を味わうのと比べればそれほど大変なことではありません。…多少たいへんです。
過去に納得しないまま進めて途中で飽きて、出来上がったものもやはり納得いくものではなかったという苦い経験を大事にしてます。いや、このままいっちゃだめだと内なる自分が言っていれば次の工程にはいかないようにしています。 この最初の部分がかなり難関なので、ここを突破すればほぼ作品は完成したようなものです(言い過ぎ)
そしてこの大パズル大会ですが、元の下絵をなぜか1/2だと勘違いしていて、なんだ145×100なんてちょろいちょろいとか思っていてよくよくメモを見たら1/4で驚きました。
しかしなにをやってもサイズは変わらないので大人しく、4倍にするべくコンビニで32枚の拡大コピーをしてきました。私の中でこれは「コピー祭」と呼んでいます。
大きいサイズの作品を作るときは、とりあえず1/4か1/2など小さくした下絵から始めます。
徐々に大きくするに従って描きこんでいくのが私のやり方です。文明の利器、A3コピー機を使っています。マス目をかいて大きくしていくやり方もあるにはありますがコピー機がこの世で使える限り今後も多用していくと思われます。ありがとう文明。
一応、パズルは完成したので4倍したことで見えてくる甘い部分をどんどん詰めていきます。このあたりからなんだかよく分からないハイ状態になり、墨汁おいしそう…(下絵は大体、墨と筆で描いてます)とか言い出す感じです。
前に、描きながらごはん食べてて味ポンを取ったつもりが墨汁ボトルを持ってたことがあります。 明後日、私の手帳には原寸下絵終了と書いてあるのですが…おかしい…終わるはずもない…